こんにちは、台湾在住のれんです。
台湾好きの皆さん、台北周辺の観光地や小龍包を食べるだけが台湾の魅力ではありませんよ。
日本と同じように他にも魅力的な場所はいっぱいあります。
という事で、今回は台湾の新北市、「鶯歌」(インガー)という街にある「陶瓷老街」(タオツー ラオジエ)をご紹介します。
ただ嫁の買い物に気分転換がてらついて行っただけ、という事は口は裂けてないですが言ってしまいましょう。
私自身ここに行くのは2回目なんですが、何があるの?って言われると「陶器」を売っているお店がいっぱいあるんですよ。
「鶯歌」は昔から陶器を作って売る事で栄えていた街らしいのですが、現在は陶器作りは減っていて、実際に売られている商品は他の地方で作られている物が多いようです。
町並みは陶器のお店が連なっていて、古風な物からきらびやかなもの、かわいい系まで、よりどりみどり。
私のようなおっさんには用がなさそうなところですが、女性には宝の山、癒しの場所でしょう。
私も久しぶりに観光地の匂いに癒されて来ました。
新北私立鶯歌国民中学
行きは家に遊びに来ていた親戚が近くまで車で送ってくれました。
「新北私立鶯歌国民中学」の近くで降ろしてくれたのでそこからスタートです。
中学校付近からすでにオシャレ感が漂う雰囲気。
これが「新北私立鶯歌国民中学」の門。
壁のペイントや落ち着いた雰囲気といい、私が通っていた田舎の中学校とはエライ違い。
洒落てますな~。
と、思って歩いていたらこっちは小学校、「新北市鶯歌區鶯歌国民小学」。
入口がまるでお寺じゃないですか。少林寺拳法の修行僧でも出てきそう。
それから少し歩くと陶器のお店がボツボツと出てきます。
この辺からすでに嫁の歩みが止まり、中で色々と物色し始めます。
でもまだ序盤、ここで止まっているようでは目的地にたどり着くまでに日が暮れてしまうというもの。
店長と色々話したあげく、「後でまた来ますね」と言いつつそのまま行かないパターンで気になるお店を次々と後にします。
陶瓷老街
そのまま歩いていくと段々観光地らしくなってきます。
どんな物が売っているかというと、
風水でよくある水が流れるやつ(何て言う名前なんだこれ?)。
茶碗やコップ、茶器、かわいい系の小物などなど、この他にも本格的な壺なんかも売ってます。
他にも、陶芸体験が出来るお店もあります。
作ったものを焼いて送ってもらう事も出来るそうなのでチャレンジしてみてはどうでしょう。
私がやると、作る前に全体の構想を練るだけで時間がなくなって、肝心なものを煉らずに帰りそうなのでやめておきます。
そしてこの辺りからお腹が空いてきたので、飲食店を探しながら嫁の目的の店まで歩きます。
が、あるのは小吃(シャオチー)の屋台だけ。
いや、もっとガッツリ食べれる普通の店がいいんだが、とキョロキョロしながら進んでもこの辺りはそういうお店はなさそう。
そんな中こんな建物を発見。
鶯歌光點美学館
以前来た時にはこんな建物は無かったと思ったんですが、どうやら最近出来たらしいです。
入口の前で何やらアメリカの原住民とおぼしき方々が楽器を演奏していらっしゃる。
これは、嫁(台湾原住民)としては興味深々に立ち止まるかと思っていたら、軽くスルーして鶯歌光點美学館の中へ。
同じ原住民でもそんなに興味無いみたいです。
そして建物の中はこんな感じ。
吹き抜けになっていてオシャレ。
広くていっぱい陶器のお店があります。
ですが私の空腹を忘れてはいけません。完璧に兵糧切れです。
私は建物の中を見渡して、食べ物のお店がなさそうな雰囲気を悟ると、
「全軍止まれ!わが軍はこれより兵糧を求め市街を散策する!」
とばかりに、嫁と子供を引き連れ半ば強引に建物の外へ。
デカデカとタイトルを、「鶯歌光點美学館」としておきながら中を全然紹介出来ず。
皆様方、真に申し訳ございません。
そして少し歩いたところにレストランらしきお店を発見。
名前は「富貴陶園」。
1階はオブジェの展示場、2階がレストランになっています。
そして我々が注文したのはこちら。
カレーライスとスペアリブのセットメニューです。
野菜やスープなどがバイキング形式で食べ放題。
なかなか美味しかったです。
金額は高めですが前菜が食べ放題ですし、ゆっくり休憩できる雰囲気はとても良かったですね。
さて、胃袋を満たしたのでこれより目的地である嫁のお目当てのお店へ向かいます。
陶瓷老街陶館
やっと目的の場所までやって参りました。
建物の名前は「陶瓷老街陶館」。この中にも陶器のお店がいっぱい入っています。
建物に入ると何故か「アイアンマン」のお出迎え。
「まだあったんかい!」と、以前来た時もありました。
おそらくアイアンマンと陶器は何も関係ないと思うんですが、もしやこのアイアンマン、陶器で出来ているとか?
そんな事はないと思いますが、台湾でもアイアンマンの映画はヒットしているので目を引くためではないかと。
で、中はこんな感じです。
通路が狭く、色んなお店が連なっています。台湾らしい感じですな。
高そうな物から小物まで、最後の写真は小物を飾る木の台ですね。
こんな物までいっぱい売ってます。
そしてたどり着いたのは「功藝精品」というガラス細工を専門に扱うお店。
きれいなガラス製品がたくさんあります。
嫁は事前に友達とこのお店に来ていたらしく、欲しい物を頼んでありました。
そして嫁が購入した物がこちら ↓
テーブルの上のアクセントになる小物が欲しかったらしく、「もう少し大きいのを買えばいいのに」と思ったんですが、これがいいとの事。
この鶴の形が気に入ったようで、在庫がこれだけしかないので売れてしまうと手に入らないらしいです。
そして私が気になったのがこちら ↓
綺麗でかわいくてオシャレじゃないですかこれ。
これは欲しい!と思いました。
我が家に飾るのもいいですが、プレゼントにも良さそう。
サイズが3種類、小さいサイズで2800NTDだったと思います。
いつか中サイズあたりをプレゼントに購入しようと思いながらお店を後にしました。
何処まで行っても陶器の工芸品がたくさん。
もうお腹いっぱいです。
ちなみに帰りは嫁がバス乗り場を間違えるアクシデント発生。
いや、いつもの事です。
時間と体力を考えてタクシーで帰りました。
最後に
台湾に何度も訪れているリピーターの皆さん、メジャーな観光地に飽きてきたらこういった少しローカルな観光地を訪れてみてはいかがでしょうか。
面白い発見があるかもしれませんよ。
「鶯歌陶瓷老街」なら台北駅から電車で30分ほどでの所にあるので気軽に行く事が出来ますしね。
人通りも有名な観光地ほど多くなく、ゆっくりと出来る雰囲気で台湾らしさも漂っている場所です。
是非行ってみて下さい!
寫得真好
下次我們也要去逛逛